会社に入って間もない頃、未だ要領を得ずやるべきことに追われ右往左往することがあります。
そんな時に役立つのは「整理整頓」です。
製造現場などではよく「整理整頓」が推奨されます。
「整理」とは、要る物と要らない物を分け、要らない物を捨てること。
「整頓」とは、いつでも必要なものが取り出せるようにしておくこと。
しかし、これは製造現場やモノに限った話ではありません。
私も若い頃、軽重大小取り交ぜて仕事がいっぱいあり、何から手をつければよいか毎日四苦八苦していたことがありました。
その時に仕事の進め方についての記事を読んで役立ったことがあります。
概ね以下のような内容でした。
① まず、今抱えている仕事を全部書き出してみる。 その上で、
② 今日実施すべき業務を大事なものから3つ選ぶ。
③ そして、大事なものから取り掛かる。
④ もし、今日中に3つ出来なくても、大事なものを1つでも片付ければ気が楽になる。
⑤ また、もし、1つ目が出来なければ、明日また1つめを継続して実施する。
⑥ 翌日また実施すべき業務を大切なものから3つ選ぶ。
これの繰り返しで精神的には楽になるはずです。
これらの作業は、一種の整理整頓であると思います。
一つ一つの仕事の位置づけが分かれば、要不要の仕分け、順番が明確になる「見える化」と「重点志向」です。
これは「モノ」や「コト」にとどまらず「ココロ」の整理整頓にも応用できると思います。
そこでもう一つ大切なことがあります。
一番大事な仕事から取り掛かることで、それを先延ばししてはいけないということです。
先延ばししても解決はしません。思い切って立ち向かえば何とかなるものです。
「大事なものから3つ。最初に、最も大事なものから。」 この原則を守ることです。
今日のことば
『 諸問題 整理整頓 要実行 』