人事便り2024年4月①号~自分探し~

春が来てたくさんの人が新たに社会へ旅立つ時期となりました。

社会に馴染んでいく人がいる反面、
なかなか馴染めずに「自分探しをしたい」というような話を聞くことがあります。

「やりたいことがない」「好きな仕事が見つからない」「夢や目標がない」というような悩みがあり、
どこかに自分が求めている仕事や目標があるのではないか?と求め続けて
「自分探しの旅」に出る、ということのようです。

結論から言って、「今と異なる新たな自分」を探してもどこにもいません。

「自分」は「ここにいる自分」しかいないのです。

私も若い頃、現状に満足できず、漠然と転職を考えたこともありました。

その時に言われた言葉で印象的なものが2つありました。

一つは、「自分から身売りして転職するなど自分の安売りはするな。人から乞われて仕事を変わるなら良い。」
というもの。

もう一つは、「今の仕事が自分に合っているかどうか分からない。
しかし、自分はこの仕事を10年以上続けている。
何事も10年以上続けられたら、結果的にそれは自分に向いていたということだと思う。」

前者は小さな会社の社長さんで、後者は高校の恩師の言葉でした。

勿論、例えば「芸術家になりたい」「プロのスポーツ選手になりたい」などと明確な目標を持っている人はそれに邁進すれば良いと思います。

しかし、大半の人は何をしたいのかは漠然としているのではないかと思います。

それ故に自分が何に向いているか? 
もっと自分の能力を発揮できる場所があるのではないか? 
などと考えるのだと思います。

大切なことは、そんな「自分探し」をするより、「ここにいる自分」をいかにブラッシュアップするか、ではないでしょうか。

今与えられていることに懸命に向き合うことで、その仕事に興味が湧き、その中で自分の能力を磨き、
結果的にそれが自分の天職であったかのようになる・・・・

少なくとも私の場合はそうだったと思います。

今日のことば
 『 天職は 探すのではなく 積み上げるもの 』

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