まだまだ寒い日が続いておりますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
今日のテーマは、『必然的偶然』です。
広辞苑によると、必然とは「そうあるより他にありようのないこと。」とあります。
また、偶然とは「ある他のものと因果関係が明白でなく、したがってその生起、様態をあらかじめ想定しなかった事柄。原因の知れぬ事柄。偶然性は必然性と対をなす。」とあり、言葉的に「必然的偶然」というのはおかしいかも知れません。
2023年末から翌年3月にかけて、MLBの大谷選手が日本全国約2万校に野球グローブを寄付したことが話題になっています。
大谷選手からつぎのようなメッセージが届いたそうです。
『私はこのグローブが、私たちの次の世代に夢を与え、勇気づけるためのシンボルとなることを望んでいます。
それは、野球こそが、私が充実した人生を送る機会を与えてくれたスポーツだからです。』
つまり「常に夢を持ち続けそれなりの努力をするきっかけになってほしい」という趣旨ですが、
若い人に「夢を持ち、努力すれば、チャンスは必ずいつか訪れる」という事は
他の人たちからも異口同音に語られています。
夢を持ち続ければ夢が叶うのか？
必ずしもそうならないこともあるではないかと反論する向きもあるでしょう。
しかし、夢を持ち続けるのはこういう意味です。
すなわち、夢を持ち続けていれば、人生の分かれ道に遭遇したとき、自然と夢に近い方の道を選び、
次の分かれ道に来るとまたそっちの方へと夢が自然に自分を誘導してくれる、ということになります。
要するに、偶然にチャンスが訪れたと思うかも知れませんが、それは自分が過去から想い続けてきたことにより、偶然を引き起こすことの必然性が高まったことの結果であるというふうに考えられないでしょうか。
偶然は全くの偶然もありますが、自分が引き寄せる偶然もあるということです。
必ずしも夢が叶うことが保証される訳ではありませんが、少なくとも近づいていくことにより可能性が高まることになると思います。
大谷選手からのプレゼント小学生が夢を持つ機会になり、将来夢をかなえることに近づくことを祈っています。
今日のことば
『 偶然を 未来の夢が 引き寄せる 』